水溶性クーラント温調装置/クーラントチラー
製品概要
水溶性クーラント温調装置クーラントチラーは、マシニングセンター(MC)・NC旋盤・NC研削盤などの工作機械用水溶性クーラント(切削液・研削液)の温度調節装置です。工作機械の熱変位の原因となるクーラント液温を±0.5℃の精度で設定。加工精度の向上と加工補正作業を軽減し、クーラント蒸発ロスも削減。既設クーラントタンクとの配管接続だけで設置可能です。
【用途・使用例】シニングセンター(MC)・NC旋盤・NC研削盤などの工作機械の加工精度向上・加工補正作業軽減、クーラント蒸発ロス削減、悪臭軽減
【メーカー名】オリオン機械
製品特長
- クーラント液温を設定温度±0.5℃でコントロール
- 加工精度アップに貢献
- DCモータ・インバータ制御で省エネ運転
- クーラント液の蒸発ロスを大幅に削減
- バクテリア繁殖抑制、腐敗・悪臭軽減
- 循環式でタンクが浅くても簡単に設置
- デジタル式温度制御コントローラで操作が簡単
- 冷却器の分解洗浄が容易な構造
- 加温ヒータ付機種も取り扱い
DCインバータ制御で大幅な省エネ
DCインバータ制御により、従来のホットガスバイパス制御・ON-OFF制御に比べて省エネ率が大幅にアップしました。
(メーカー試算)
使用効果
クーラント蒸発ロス・補正工数・交液費用など、機械加工に伴うクーラント関係費用を削減することが可能です。
(メーカー試算)
冷却器の分解洗浄が容易な構造
簡単に分解でき、専用洗浄治具を使することで簡単に冷却器を洗浄できます。冷却器の汚れ具合も目視できます。
設置例
CNC旋盤への取り付け例。工作機械タンクの横に設置が簡単にできます。水槽上部に設置することも可能です。
(要別途工事)
配管オプションを使用した設置例
従来の浸漬型はタンクに深さが必要でしたが、当クーラントチラーは浅いタンクにも取付可能で、マシニングセンター(MC)・NC旋盤・NC研削盤など各種工作機械に簡単に後付け可能です。オプション配管セット(写真)を使用すれば更に簡単に設置可能です。※クーラントはドラムフィルター、マグネットセパレータ、サイクロンフィルター、ペーパーフィルター等を使用しクリーン化してお使いください。
仕様
加温ヒータ無し仕様 型式 |
|
RCC750B1 |
RCC1500B1 |
RCC2200A |
冷却能力※1 |
kW |
2.5 |
4.65 |
7.2 |
法定冷凍トン |
|
0.37 |
0.65 |
1.14 |
外形寸法(高さ×奥行×幅) |
mm |
900×550×450 |
1045×650×450 |
1400×650×610 |
製品質量 |
kg |
70 |
85 |
150 |
使用周囲温度範囲 |
℃ |
10~40 |
制御精度※1※2 |
℃ |
±0.5以下 |
使用液温度範囲※3 |
℃ |
15~40(定温制御・差温制御) |
使用循環量範囲 |
L/min |
(20~60) |
(20~80) |
(40~160) |
液出入口接続口径 |
Rc |
3/4 |
1 |
電源※4 |
V(Hz) |
三相200±10%(50/60)、220(60) |
消費電力※1 |
kW |
1.2/1.3、1.3 |
1.8/2.1、2.1 |
4.8/4.9、4.9 |
電流※1 |
A |
4.5/5.1、4.6 |
6.8/8.1、7.3 |
16.2/16.6、17.1 |
電源容量※5 |
kVA |
3 |
4 |
6.6 |
冷凍用圧縮機構造 |
|
全密閉型ロータリー式(インバータ駆動) |
冷凍用圧縮機出力 |
kW |
0.7 |
1.7 |
冷却器構造・材質 |
|
シェルアンドコイル(分解式)・SUS304 |
循環ポンプ構造※6 |
|
自吸式クーラント(渦巻型) |
循環ポンプ出力 |
W |
180 |
250 |
400 |
ファン径・ファンモータ出力 |
Φ・W |
300・30 |
300・30×2台 |
300・180 |
冷媒 |
|
R-410A |
冷媒封入量 |
kg |
0.78 |
1.1 |
1.3 |
適用クーラントタンク容量(目安) |
L |
100~250 |
250~700 |
300~1500 |
※1 液温度20℃、周囲温度32℃、循環量:750型=32L/min、1500型=35L/min、2200型=60L/min。冷却能力は表示能力の-5%以上です。(冷却液:BPジャパン株式会社 Syntilo 77EF、濃度5%)
※2 負荷及び周囲温度安定時。ただし、次の場合を除きます。
(1)圧縮機が起動してから約4分以内。
(2)冷却負荷が少なく圧縮機がON-OFFする場合。
(3)設定液温31℃~40℃の場合。
※3 定温制御と差温制御の切り替え可能(設定可能液温範囲参照)。ただし、差温制御は機体温度センサ(オプション部品)が必要となります。
※4 電源電圧の相間アンバランスは、±3%以内としてください。
※5 仕様範囲内における最大運転電流時。
※6 循環ポンプの運転には液入口配管部で呼液が必要です。
※7 加温用電気ヒータ作動液温度範囲は25℃以下です。ヒーター容量は電圧200V時の値です。
加温ヒータ付き仕様 型式 |
|
RCC750B1-H |
RCC1500B1-H |
RCC2200A-H |
冷却能力※1 |
kW |
2.5 |
4.65 |
7.2 |
法定冷凍トン |
|
0.37 |
0.65 |
1.14 |
加温用電気ヒータ※7 |
kW |
1.2 |
2.1 |
2.1×2 |
外形寸法(高さ×奥行×幅) |
mm |
900×550×450 |
1045×650×450 |
1400×650×610 |
製品質量 |
kg |
74 |
89 |
160 |
使用周囲温度範囲 |
℃ |
10~40 |
制御精度※1※2 |
℃ |
±0.5以下 |
使用液温度範囲※3 |
℃ |
15~40(定温制御・差温制御) |
使用循環量範囲 |
L/min |
(20~60) |
(20~80) |
(40~160) |
液出入口接続口径 |
Rc |
3/4 |
1 |
電源※4 |
V(Hz) |
三相200±10%(50/60) |
消費電力(電気ヒータ加温時)※1 |
kW |
1.2/1.3(1.5/1.5) |
1.8/2.1(2.4/2.4) |
4.8/4.9(5.1/5.1) |
電流(電気ヒータ加温時)※1 |
A |
4.5/5.1(4.6/4.7) |
6.8/8.1(7.5/7.6) |
16.2/16.6(14.6/14.6) |
電源容量※5 |
kVA |
3 |
4 |
6.6 |
冷凍用圧縮機構造 |
|
全密閉型ロータリー式(インバータ駆動) |
冷凍用圧縮機出力 |
kW |
0.7 |
1.7 |
冷却器構造・材質 |
|
シェルアンドコイル(分解式)・SUS304 |
循環ポンプ構造※6 |
|
自吸式クーラント(渦巻型) |
循環ポンプ出力 |
W |
180 |
250 |
400 |
ファン径・ファンモータ出力 |
Φ・W |
300・30 |
300・30×2台 |
300・180 |
冷媒 |
|
R-410A |
冷媒封入量 |
kg |
0.78 |
1.1 |
1.3 |
適用クーラントタンク容量(目安) |
L |
100~250 |
250~700 |
300~1500 |
※1 液温度20℃、周囲温度32℃、循環量:750型=32L/min、1500型=35L/min、2200型=60L/min。冷却能力は表示能力の-5%以上です。(冷却液:BPジャパン株式会社 Syntilo 77EF、濃度5%)
※2 負荷及び周囲温度安定時。ただし、次の場合を除きます。
(1)圧縮機が起動してから約4分以内。
(2)冷却負荷が少なく圧縮機がON-OFFする場合。
(3)設定液温31℃~40℃の場合。
※3 定温制御と差温制御の切り替え可能(設定可能液温範囲参照)。ただし、差温制御は機体温度センサ(オプション部品)が必要となります。
※4 電源電圧の相間アンバランスは、±3%以内としてください。
※5 仕様範囲内における最大運転電流時。
※6 循環ポンプの運転には液入口配管部で呼液が必要です。
※7 加温用電気ヒータ作動液温度範囲は25℃以下です。ヒーター容量は電圧200V時の値です。