排熱回収ヒートポンプ(水熱源)/DHP
製品概要
排熱回収ヒートポンプは、今までそのまま捨てられていた排水の熱を回収して加熱給水に有効利用する装置で、ヒートポンプ方式の熱回収により最高出湯温度90℃の加熱性能を実現しました。
加熱給水にヒーターやボイラーを利用している施設では、同機の導入によりランニングコストとCO2排出量の大幅削減が期待できます。
工作機の熱を含んだ戻り水を冷却塔などで冷却する一方、ヒーターで加熱した水を別用途で使用している工場などでは、冷却塔とヒーター両方のランニングコストを削減可能です。
【用途・使用例】調理用給湯・殺菌工程用給湯・洗浄用給湯、他
【メーカー名】オリオン機械
製品特長
- 【加熱給水の例】調理用給湯・殺菌工程用給湯・洗浄用給湯など
- 【温水入口温度範囲】15~70℃ →【温水出口温度範囲】20~90℃
- 【利用する熱源水の例】汚染処理排温水・洗浄後排温水・調理ライン排温水など
- 【熱源水入口温度範囲】20~45℃
- 電気ヒーターやボイラーからの置き換えに最適。
- 凝縮器効率の最適化により加熱COP3.10以上を達成。
- 排水の熱利用でCO2を削減しカーボンニュートラルに貢献。
- ランニングコストを大幅に削減可能。
- タッチパネル式で操作は簡単。
- 大型LEDで運転状態を遠くからでも確認可能。
- 低GWP冷媒R513A採用。(GWP:地球温暖化係数)
- 熱源となる安定した排水が必要になります。
導入効果
試算条件
温水入口温度 60℃、出口温度 65℃、年間を通じて 24.2kWの熱源をガスボイラもしくは電気ヒータからヒートポンプに置き換えた場合のランニングコストとCO2削減効果を算出。
電力単価:23円/kWh、ヒートポンプCOP:3.1、LPG単価:98.8円/kg、ボイラーシステム効率:50%、稼働時間:24時間×360日、CO2排出係数(電力):0.45kg・CO2/kWh、CO2排出係数(LPG):0.059kg・CO2/MJ
用途例
ボイラー給水加熱
各業種への給湯利用
仕様
外形図(単位:mm)
運転範囲
型式 | DHP24A-W | DHP48A-W |
加熱能力※1 | 24.2kW | 48.7kW |
加熱COP※1 | 3.1 | |
使用周囲温度範囲 | 2~45℃ | |
温水使用流量範囲 | 5~137L/min | 10~230L/min |
温水入口温度範囲 | 15~70℃ | |
温水出口温度範囲 | 20~90℃ | |
温水使用最高圧力 | 0.5MPa | |
温水出入口接続口径 | Rc1 | Rc1 1/4 |
熱原水使用流量範囲 | 22~169L/min | 44~230L/min |
熱原水入口温度範囲 | 20~45℃ | |
熱原水使用最高圧力 | 0.5MPa | |
熱原水出入口接続口径 | Rc1 | Rc1 1/4 |
電源 | 三相200V±10%(50/60Hz) | |
消費電力※1 | 7.8kW | 15.7kW |
電流※1 | 22.7A | 46.5A |
電源容量 | 6.8kVA | 11kVA |
しゃ断器容量 | 60A | 125A |
冷媒 | R513A | |
騒音値 | 63dB | 64dB |
外形寸法 | 幅870×奥1015×高1700mm | |
製品質量 | 494kg | 583kg |
※性能・仕様等の情報は必ず製品詳細をご確認ください。
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