凍結保存容器/ローケータープラス
製品概要
ローケータープラスは、細胞などのサンプルを効率的に凍結保存できる液体窒素凍結保存容器です。ローケータープラスはサンプル保管場所を特定でき、素早いサンプルの取出しが可能なため、温度変化によるサンプルへのダメージや液体窒素の消費量を抑制。各民間企業や大学研究所など、細胞・組織・ワクチンなどの安定保存が可能です。
【用途・使用例】腫瘍細胞や組織の保存、培養株細胞の保存、精子および卵子の保存、リンパ球・血小板・骨髄・白血球の保存、バクテリア・ウイルスの保存、植物の種子の保存、他
【メーカー名】サーモフィッシャーサイエンティフィック
製品特長
- 液体窒素で容器内を-180℃以下に冷却しサンプルを凍結保存
- クライオボックスをステンレス製ラック(付属)に収納し効率的に保管
- 最高6000本のバイアルを保管(6プラス)、大容量の収納が可能
- 耐久性に優れたアルミニウム構造
- 優れた断熱性が得られる真空断熱構造
- 液面レベルが5cmでも容器内部は-180℃に到達
- 蒸発防止に優れた細口設計
- 蓋は施錠可能なため試料の紛失や試料の混入等を防止可能(鍵別売)
- 4輪輸送台車(別売)を使用すれば室内の移動が容易
- 液体窒素残量不足を知らせるローレベルアラーム(別売)
- 発売以降世界各国で長年の実績がある製品
【A:液体窒素の蒸発を抑える細口設計】
蒸発量を抑える細口設計です。また、付属ラックと番号管理ができるボックスの組合せにより、どのラックの何段目のボックスの何番にどの試料を保管しているか管理できます。取り出しがスムーズになり、試料へのダメージと液体窒素消費量を抑制することが可能です。
【B:大容量の保管】
バイアル最大収納数は最高6,000本※(※6プラス、液相、1.0・1.5mlバイアルの収納数)。大量の試料を長期間かつシステマチックに保管することが可能です。
【C:凍結保存容器内部温度分布】
ローケータープラスの優れた断熱特性は、容器内の液体窒素が高さ5cmになっても容器内温度を-180℃に保持します。
ローケータープラス外観
仕様
※1 Nalgeneクライオボックス・クライオバイアルを使用した場合の数値です。10列×10列のクライオボックスには1.2・2.0mlのクライオバイアルは収納できません。
※2 気相でのバイアル収納数は、各ラックの最下段からセットAは2段分、セットBは1段分のボックスを除いた数値となります。ボックス内への液体窒素の流入を避けたい場合は気相で保存してください。
※3 セット内容にバイアル・ボックス・鍵は含まれません。
【使用上のご注意】
- 液体窒素の取り扱いは防護手袋を着用するなど、液体がかからないよう十分にご注意ください。
- 液体窒素は絶対に肩口まで注入しないでください。
- 液体窒素注入時は容器口元に液体窒素がかからぬようご注意ください。
- 初回使用時や常温容器への多量の液体窒素の注入、移動・輸送時の衝撃による傷は真空漏れの原因となります。
- 液体窒素の取り扱いは液体窒素蒸発による酸素希薄化の危険性があるため、室内の通気性を確保した状態で実施してください。
- 直射日光が当たる場所や冷暖房機の吹出口の直下など、温度変化の影響を受ける場所はお避けください。高温多湿の場所、人通りが多い場所はお避けください。埃が少ない場所、床が頑丈で水平な場所に設置してください。
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