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精密空調機/PAPminiシリーズ(空冷)
製品概要

精密空調機PAPminiシリーズは、デスク上やデスク脇にちょうど収まるコンパクト設計の精密空調機で、理化学業界で使用される電子天秤や電子顕微鏡といった小型精密機器において、微細な金属膨張や金属酸化による測定精度のばらつき抑制に貢献します。
従来の精密空調の温度制御にはないヒートポンプバランス制御により、オールフレッシュで±0.1℃の精密制御と大幅な省エネを両立しています。
PAPminiシリーズには温度制御タイプと温湿度制御タイプがあり、温湿度制御タイプは±1%の湿度制御が可能です。
豊富な機能とモニタリング性能を両立したインテリジェントモニタなど、操作性にも優れています。
【用途・使用例】電子天秤、分注装置、精密測定機器、電子顕微鏡、他
【メーカー名】オリオン機械
【カテゴリー】精密空調機
製品特長
- デスク上やデスク脇に収まるコンパクト設計
- 特に理化学業界で使用される小型精密機器に有効
- ヒートポンプバランス制御によるヒータレス化を実現し最大80%の省エネ
- 温度制御:±0.1℃(オールフレッシュ、負荷安定時)
- 温度設定範囲:18~30℃(湿度設定範囲45~75%)
- 設定温度に対して±7℃の吸込み温度に対応
- 定格処理風量:~4m3/min
- 排熱を抑制し室内の空調機への負担が減少
- 温度制御タイプと温湿度制御タイプの2タイプ
- 単相100Vで設置可能(PAP01)
- インテリジェントモニタ搭載
大幅な省エネと±0.1℃の精密制御を両立したオリオン機械の技術
従来の精密空調機は消費電力が大きいという欠点がありましたが、高精度かつ省エネ要求が高まる中、オリオン機械では完全ヒーターレスによるヒートポンプバランス制御方式(特許)を開発し、従来のヒーターPID 制御とは比較にならない省エネ性、冷媒レヒートでは実現不可能なワイドレンジ設定を実現しています。
ヒートポンプバランス制御

1台のエアコンで冷房と暖房を同時に運転しているような仕組みで、そのバランスの高度なコントロールにより空調しています。
通常のエアコンのような、室内から室外へ、または室外から室内への一方的な熱移動ではなく、常に無駄のない熱移動を可能とした新しい制御方式で、高度な制御技術により省エネと高精度運転を両立したテクノロジーです。
従来のヒータPID制御がヒータで調節するのに対して、凝縮器の熱で調節するため、ヒータの電力がすべてカットされています。
また、排熱も蒸発器の冷却の利用により低減されるため、室内の温度上昇が抑えられ、室温調整の空調機への負担も減少します。
参考:ヒータPID制御

従来の精密空調機で一般的に採用されていたヒータPID制御方式は、連続冷房運転を常に行いながら、冷却能力同等以上のヒータにエアーを通過させて温調しています。
ヒートポンプバランス制御と比較するとそのロスは大きく、ヒータ作動時には多くのエネルギーを浪費していることになります。
局所空調による省エネ精密空調とコスト削減
小型の精密機器に対して部屋全体の空調では高コストなうえ、種類が異なる装置が混在する空間では、それぞれの装置にとって適正な空調とは言えません。ピンポイントでそれぞれの装置に合った局所空調管理により、過剰な高精度の空調を抑えてコスト削減が図れます。

《1. メンテナンスや保守管理の経費と労力を削減》
全体空調の場合、全体の維持管理にコストがかかり、不具合が生じた時は部屋全体にダメージが及びます。局所空調であれば、個々に空調機のメンテナンス・管理ができるため全体へのダメージを軽減できます。また、修理も短時間で可能です。
《2. 高精度でコストを抑えた精密空調の実現が容易》
全体空調×高精度×クリーンの条件で運用するためには大規模な精密空調設備が必要になります。局所空調であれば、高精度で高品質の温湿度空気を容易に供給することが可能です。また、全体空調に要する過剰な空調を省くことができるため、大幅なコスト削減も可能です。
《3. 変化する装置・作業・空間に応じた精密空調の実現》
全体空調の場合、市場要求の多様化や変化に対応した迅速な環境整備は困難です。局所空調にすることで、温・湿度精度の向上、クリーン度の向上など、現場の要求にフレキシブルかつ迅速に対応できます。
精密空調機/PAPminiシリーズの導入例・用途例
理化学業界や研究開発部門では高精度の測定や観察が要求されるため、使用する精密機器の使用環境の安定化が厳格に求められます。0.1℃レベルでの温度調整により機器の金属膨張を安定させたり、安定した湿度調整により粉末の質量の正確な測定や金属の酸化防止に貢献します。
オリオン機械の精密空調機は、消費電力を最小限に抑えながらも、局所的に高品質な空間を造り出すことが可能です。
電子天秤

分析化学での質量測定は、ほとんどの場合は電子顕微鏡によって行われています。温度変化による微細な変化を防止することで、安定した測定結果を得ることが可能となります。
分注装置

分注装置は、生物学、化学、医療、創薬、食品、化粧品などの分野で非常に多く使用されています。温度変化による体積や粘度の変化を抑制し、分注精度の向上に貢献します。
精密測定機器

精密測定機器の測定精度を上げるためには設置周囲環境の安定が求められます。温度変化による測定誤差を防ぎ、より信頼性の高い安定した測定結果を得ることができます。
電子顕微鏡

電子顕微鏡の分解能は0.1nm程度にもなり、その設置環境は厳格な温湿度範囲が求められます。信頼性の高い分析結果を得るためには、設置環境の整備は必須条件と言えます。
仕様
| 型番 | PAP01B | PAP01B-KJ |
|---|---|---|
| タイプ | 温度制御タイプ | 温湿度制御タイプ |
| 設定可能温湿度範囲 ※1 | 18~30℃ | 18~30℃,45~75% |
| 温湿度制御精度 ※2 | ±0.1℃ | ±0.1℃,±1.0% |
| 冷却+加熱能力(50/60Hz) ※3 | 0.33/0.39kW | 0.77/0.84kW |
| (最大冷却能力)(50/60Hz) | (0.22/0.26kW) | (0.37/0.44kW) |
| 定格処理風量 | 0.7~1.0m³/min | |
| 最大機外静圧(50/60Hz) ※4 | 120/130Pa | 120/160Pa |
| 周囲温湿度範囲(吸込空気) | 15~35℃,30~70% ※1 | |
| 吸込温度変化勾配 | ±1℃/h以内 | |
| 吸込湿度変化勾配 | ±5%/h以内 | |
| 外形寸法(高さ×奥行×幅) | 346×500×412mm ※5 | 765×620×390mm ※5 |
| 製品質量 | (32kg) | (69kg) |
| 制御空気吐出口(外径) | Φ75mm | Φ100mm |
| 加温水水質 | – | 純水(電気伝導率0.1~10μS/cm) |
| 加温水最大加湿能力 | – | 0.8kg/h ※6 |
| 加温水供給温度範囲 | – | 10~40℃ |
| 加温水供給圧力範囲 | – | 0.03~0.2MPa |
| 加温水接続口径 | – | Rc 1/4 |
| 電源 | 単相100V±10%(50/60) ※7 ※10 | |
| 消費電力(50/60Hz) | 0.32/0.34kW | 1.2/1.2kW |
| 電流(50/60Hz) | 4.0/3.9A ※8 | 13/13A ※8 |
| 電源容量(50/60Hz) | 0.34/0.38kVA ※9 | 1.5/1.5kVA ※9 |
| 騒音値(50/60Hz) | 54/56dB | 58/60dB |
| 運転制御方式 | ヒートポンプバランス制御 | |
| 法定冷凍トン(50/60Hz) | 0.08/0.10 | 0.12/0.15 |
| 冷媒 | R134a | R407C |
| 冷媒充填量 | 0.13kg | 0.3kg |
| 冷凍用圧縮機出力 | 0.25kW | 0.3kW |
※1. 制御可能な温湿度範囲を表すものではありません。制御可能温湿度範囲は、吸込空気温湿度と処理風量により異なります。使用環境により処理風量を設定してください。
※2. 吸込空気温湿度安定時。吐出口1点、コントローラ表示値精度。定格最大風量時。
※3. 吸込(周囲)空気温湿度30℃/70%、処理風量1m³/min時。
※4. 送風機出口側の制御空気吐出側にて絞り、最大定格処理風量にて運転した時の機外静圧。
※5. 高さは吐出口含む。
※6. 使用範囲内における最大加湿運転時。
※7. 電圧降下を防止するため、専用コンセントを設置してください。
※8. 使用範囲内における最大値。
※9. 使用範囲内における最大運転電流時。
※10. 電源コード5m(コンセント仕様)付属
接続ダクトは必ず断熱ダクトを使用し、極力短くしてください。(推奨3m以内)
| 型番 | PAP03C | PAP03C-KJ |
|---|---|---|
| タイプ | 温度制御タイプ | 温湿度制御タイプ |
| 設定可能温湿度範囲 ※1 | 18~30℃ | 18~30℃,45~75% |
| 温湿度制御精度 ※2 | ±0.1℃ | ±0.1℃,±1.0% |
| 冷却+加熱能力(50/60Hz) ※3 | 1.65/1.85kW | 1.8/2.12kW |
| (最大冷却能力)(50/60Hz) | (1.15/1.35kW) | (1.2/1.42kW) |
| 定格処理風量 | 2.0~4.0m³/min ※1 | |
| 最大機外静圧(50/60Hz) ※4 | 110/150Pa | 110/150Pa |
| 周囲温湿度範囲(吸込空気) | 15~40℃,30~70% ※1 ※5 | |
| 吸込温度変化勾配 | ±1℃/h以内 | |
| 吸込湿度変化勾配 | ±5%/h以内 | |
| 外形寸法(高さ×奥行×幅) | 1070×590×480mm ※6 | 1350×680×520mm ※6 |
| 製品質量 | (95kg) | (135kg) |
| 制御空気吐出口(外径) | Φ98mm | |
| 加温水水質 | – | 純水(電気伝導率0.1~10μS/cm) |
| 加温水最大加湿能力 | – | 2.3kg/h ※7 |
| 加温水供給温度範囲 | – | 10~40℃ |
| 加温水供給圧力範囲 | – | 0.03~0.2MPa |
| 加温水接続口径 | – | Rc 1/4 |
| 電源 | 三相200V±10%(50/60Hz) ※8 | |
| 消費電力(50/60Hz) | 0.75/0.85kW ※9 | 2.7/3.1kW ※9 |
| 電流(50/60Hz) | 3.8/3.8A ※10 | 11/12A ※10 |
| 電源容量(50/60Hz) | 1.4kVA ※11 | 4.0kVA ※11 |
| 騒音値(50/60Hz) | 64/65dB | 65/66dB |
| 運転制御方式 | ヒートポンプバランス制御 | |
| 法定冷凍トン(50/60Hz) | 0.25/0.30 | 0.28/0.33 |
| 冷媒 | R410A | R410A |
| 冷媒充填量 | 0.4kg | 0.48kg |
| 冷凍用圧縮機出力 | 0.8kW | 0.85kW |
※1. 制御可能な温湿度範囲を表すものではありません。制御可能温湿度範囲は、吸込空気温湿度と処理風量により異なります。使用環境により処理風量を設定してください。
※2. 吸込空気温湿度安定時。吐出口1点、コントローラ表示値精度。定格処理風量(3m³/min)時。運転開始後約2分間は冷凍機油戻し運手により一時的に温度が変動します。また、目標湿度が高い場合、加湿水給水のタイミングで前記の精度が維持できない場合があります。その場合は給水関連パラメータを調整することで変動量を軽減することができます。
※3. 吸込(周囲)空気温湿度30℃/70%、処理風量3m³/min時。
※4. 使用可能周囲温湿度範囲の詳細は 仕様書 をお求めの上参照ください。
※5. 高さは吐出口含む。
※6. 使用範囲内における最大加湿運転時。
※7. 電源電圧の相関アンバランスは、±3%以内としてください。
※8. 吸込(周囲)空気温湿度30℃/70%、処理風量3m³/min、電源電圧AC200V時。
※9. 使用範囲内における最大値。
※10. 使用範囲内における最大運転電流時。
接続ダクトは必ず断熱ダクトを使用し、極力短くしてください。(推奨3m以内)
※性能・仕様等の情報は必ず製品詳細をご確認ください。
※当サイト利用上のご注意をご確認ください。
