ドレン処理装置
ドレン処理装置/ドレンマスターNEO

製品概要

ドレンマスターNEOは、吸着材が入った高性能処理槽の採用により水質汚濁防止法の鉱油排水基準5mg/Lを余裕をもってクリアし、標準で処理水油分濃度3mg/L以下を実現したドレン処理装置です。都道府県が定める上乗せ排水基準にも対応可能です(1mg/Lは特別仕様)。
ドレン処理費用を安く抑えたい、SDGsに関する環境保護活動に積極的に取り組みたい、社内で手間をかけずにドレン処理したい、ISO14001を取得予定、ISO監査で指摘があり機器でのドレン処理を希望するお客様におすすめです。
【用途・使用例】自動車部品、機械部品、食品、精密機器等の製造など圧縮空気を製造プロセスで使用する幅広い産業
【メーカー名】オリオン機械
製品特長
- 吸着材が入った高性能処理槽の採用。
- 水質汚濁防止法の鉱油排水基準5mg/Lを余裕をもってクリア。
- 標準で処理水油分濃度3mg/L以下を実現。
- 都道府県が定める上乗せ排水基準にも対応可能。(1mg/Lは特別仕様)
- オリオン製ドレントラップ※の排出圧力により本機に圧送されるため電源不要。(※電磁式:ADE450、ディスク式:AD-5)
- 処理槽は簡単に交換可能。
- 圧送されたドレンはオリフィスで減圧され、チャンバー槽→前処理槽→本処理槽を通って油分が吸着分離され排水。(※DPS37は本処理槽のみ)
- 処理水は本体前面の窓から透明度を確認可能。
- 点検バルブから処理水を採水することも可能。
- 吸着材の入った処理槽は水垂が少なく短時間で簡単に交換可能。
- ドレンの凍結を自動防止する寒冷地仕様も展開(単相AC200V)。
- 防雨カバー(オプション品)の使用で屋外設置も可能。
- メンテナンス時に移動が簡単なキャスタ付き(-G2)もラインナップ。
構造

寒冷地仕様(-H)も展開

※本機内部の温度が5℃以下で運転
使用周囲温度範囲 -10~40℃、単相 AC200Vが必要
配管イメージ

※エアードライヤーの二次側の機器から排出されるドレンはほぼ油のため、ドレン配管に接続せず、別容器に受けて廃油として別に処理してください。
ランニングコスト
型式 | DPS37 | DPS75 | DPS150 | |
総処理量 | 27,500L | 55,000L | 110,000L | |
ランニングコスト | 4.8円/L | 4.3円/L | 4.2円/L |

処理槽のリユースフロー

仕様
型式 | DPS37 | DPS37-H | DPS75 | DPS75-H | DPS150 | DPS150-H | |||||||
(-G1:キャスタ無、-G2:キャスタ付) | |||||||||||||
適応エアーコンプレッサー | スクリュー型 | ||||||||||||
37kW以下(目安) | 75kW以下(目安) | 150kW以下(目安) | |||||||||||
適応オイル | 圧縮機油(鉱物油、合成油) | ||||||||||||
使用周囲温度範囲 | 2~40℃ | -10~40℃ | 2~40℃ | -10~40℃ | 2~40℃ | -10~40℃ | |||||||
ドレントラップ | ADE450 、AD-5 | ||||||||||||
性能 | 処理量 | 18L/h | 36L/h | 72L/h | |||||||||
処理水油分濃度※1 | 3mg/L以下(ノルマルヘキサン抽出物質) | ||||||||||||
総処理量※1 | 27,500L | 55,000L | 110,000L | ||||||||||
入口条件 | ドレン原水 | 圧力空気ドレン(0.98MPa以下) | |||||||||||
ドレン油分濃度 | 500mg/L以下(ノルマルヘキサン抽出物質) | ||||||||||||
温度範囲 | 2~40℃ | ||||||||||||
電気特性 | 電源(50/60Hz)※2 | – | 単相200V | – | 単相200V | – | 単相200V | ||||||
消費電力※3 | – | 300W | – | 300W | – | 600W | |||||||
定格電流※3 | – | 1.6A | – | 1.6A | – | 3.2A | |||||||
採集方式 | 高性能吸着材による吸着式 | ||||||||||||
外形寸法 | 幅 | 432mm | |||||||||||
奥行 | 629mm | 1049mm | |||||||||||
高さ | 1012mm(-G1)、1099mm(-G2) | 1478mm(-G1)、1565mm(-G2) | 1478mm(-G1)、1625mm(-G2) | ||||||||||
品質質量 (乾燥状態) | 60kg (-G1) | 65kg (-G2) | 62kg (-G1) | 67kg (-G2) | 88kg (-G1) | 93kg (-G2) | 90kg (-G1) | 95kg (-G2) | 159kg (-G1) | 169kg (-G2) | 162kg (-G1) | 172kg (-G2) | |
塗装色 (マンセル№) | N8.0 , N5.5 | ||||||||||||
接続口径 | ドレン入口 | Rc1/2 | |||||||||||
処理水出口 | Rc1/2 |
※ -G1:キャスタ無し -G2:キャスタ付き
※1 ドレン平均油分濃度150mg/Lの場合の理論値です。
※2 電源は定格電圧の±10%以以内としてください。
※3 ピーク通電時のみ。
重要事項
- ドレントラップ噴きっ放し警報ユニット(別売品)の設置を推奨します。
電磁式ドレントラップ(オリオン製、他社製を問わず)が故障などによって「開」状態を継続した場合、多量の圧縮空気が本機に向かって噴き出され、正常なドレン処理ができなくなることがあります。
このようなケースにおいては、あらかじめドレントラップ噴きっ放し警報ユニットを本機の上流側に設置することにより、本機への圧縮空気の過剰流入を防止しながら警報を出力することができます。 - 活性炭式低濃度化ユニット(別売品)の設置を推奨します。
エアーコンプレッサの吸い込み空気中に、圧縮機油以外の物資(有機物や酸性物質など)が含まれますとドレン性状が変化(弱酸性化するなど)し、正常なドレン処理ができなくなることがあります。
このようなケースにおいては、あらかじめ活性炭式低濃度化ユニットを本機の下流側に設置することにより、
より安定したドレン処理が可能となります。
※性能・仕様等の情報は必ず製品詳細をご確認ください。
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