凍結保存試料輸送容器/北極急送
製品概要
凍結保存試料輸送容器/北極急送は、液体窒素を吸収素材に吸収させて容器内の低温状態を維持し、凍結試料を輸送できるドライシッパーです。シンプルに凍結保存試料を輸送する北極急送の他、輸送容器と凍結保存容器を兼用可能な北極急送Dual(デュアル)や、感染性物質輸送に関するIATA(国際航空運送協会)とUN(国連)承認の北極急送IATAもございます。
【用途・使用例】凍結細胞の輸送、各種凍結試料の輸送、他
【メーカー名】サーモフィッシャーサイエンティフィック
製品特長
【凍結保存試料輸送容器/北極急送】
- 液体窒素を吸収素材に吸収させることで、輸送時の液体窒素流出を防止し低温を維持します。
- 輸送時の貨物取り扱い時の揺れや振動から容器を守る輸送ケースが付属しています。
- 蓋には鍵をかけることができセキュリティも万全です。
【凍結保存試料輸送兼凍結保存容器/北極急送Dual】
- 感染性物質の世界的輸送に関するIATA(国際航空運送協会)とUN(国連)承認です。
- 液体窒素を吸収素材に吸収させて輸送することで容器からの液体窒素流出を防止します。
- 多数の試料輸送が可能、保護用の輸送ケースも付属しています。
- 海外輸送時はIATAまたは国連の輸送規定をご確認ください。
【IATA・UN認証凍結保存試料輸送容器/北極急送IATA】
- 1台で輸送容器・凍結保存容器の使い分けが可能、保護用の輸送ケースも付属しています。
- 輸送された容器でそのままバイオケーン同様に試料を凍結保存できます。※
- 液体窒素を吸収素材に吸収させて輸送することで容器からの液体窒素流出を防止します。
- ※輸送に使用したDualを凍結保存容器として使用する際は輸送時の衝撃による真空漏れにご注意ください。
北極急送外観
内部イメージ
液体窒素は内部の吸着素材に保持されるため、輸送中に液体窒素が流出することがなく、口をふさぎ蒸発を防止するように蓋が配置されています。北極急送5・10はバイアルをケーン(別売)に取り付けてキャニスター(缶)に収容します。
北極急送輸送ケース
輸送時の揺れや振動から容器を守る輸送ケースが付属しています。容器への衝撃によるごく小さな穴(ピンホール)の発生による真空漏れを防ぎ、容器の真空断熱効果を保持します。
仕様
※1 Dualの液体窒素収納容量・液体窒素消費量・保持日数それぞれの[ ]内の数値は凍結保存容器として使用した場合の数値です。
※2 上記の収納数は6本収納用ケーンを使用した場合の最大収納数です。(IATAはキャニスターではなく専用容器にボックス4個(1ボックスあたり最大100本)を収納、北極急送20はキャニスターではなく本体にケーンを収納)
※ 本体・蓋・キャニスター(IATAは専用容器)・液体窒素吸収素材・輸送ケースのセットです。(クライオケーン・バイアル・鍵は含まれません)
【使用上のご注意】
- 液体窒素の取り扱いは防護手袋を着用するなど、液体がかからないよう十分にご注意ください。
- 液体窒素は絶対に肩口まで注入しないでください。
- 液体窒素注入時は容器口元に液体窒素がかからぬようご注意ください。
- 初回使用時や常温容器への多量の液体窒素の注入、移動・輸送時の衝撃による傷は真空漏れの原因となります。
- 液体窒素の取り扱いは液体窒素蒸発による酸素希薄化の危険性があるため、室内の通気性を確保した状態で実施してください。
- 直射日光が当たる場所や冷暖房機の吹出口の直下など、温度変化の影響を受ける場所はお避けください。高温多湿の場所、人通りが多い場所はお避けください。埃が少ない場所、床が頑丈で水平な場所に設置してください。