低露点ドライエアー供給装置/DPU

製品概要

製品特長

• 露点-40℃～-60℃、超低湿のエアーを供給
• チャンバーなどで区切られた局所空間にドライエアーを供給
• ドライルーム空調から局所空調への切り替えにより大幅なコスト削減が可能
• 圧縮空気を使用せずドライエアーを生成するため省エネ
• ワンユニットで場所をとらず設置も簡単
• 用途に応じたドライチャンバーもご提案可能

露点とは

空気中の水蒸気が結露する（霧になる）温度のことです。
空気は気温が高いほど多くの水蒸気を含むことができ、気温が低くなるとその量は減少します。多くの水蒸気を含んだ空気が冷やされることで、抱えきれなくなった水蒸気が霧となって現れる、この結露する温度が露点です。
DPUは-40～-60℃になるまで結露しないほど乾燥した空気を供給できる、ということになります。

用途例

リチウムイオン電池・全固体電池の開発、粉末医薬品の研究、小ロットの生産設備、半導体・電子部品・薬品・食品材料・樹脂・塗料・接着剤などの研究開発、電子部品・封止材・粉末製品などの一時保管

リチウムイオン電池の研究・開発用途例

リチウムイオン電池生産試験、リチウムイオンキャパシタ生産試験、電極材調合、電極塗布・乾燥、電解液注液、他

ドライルームから局所空調への切り替え

ドライルームを設置する場合と比較して、DPUシリーズとドライチャンバーを導入することで大掛かりな工事もなく、施工コスト・運用コスト・施工管理など、大幅な負担軽減が期待できます。ドライチャンバーは用途に応じたご提案も可能です。

その他にもお役に立てるかもしれません　乾燥空間を要する研究例

物質科学

材料の乾燥収縮: コンクリートや木材などの資材の乾燥による収縮の研究
粉体の流動性: 医薬品や食品の製造過程における粉体の流動性の制御
表面科学: 物質の表面乾燥状態を利用した新しい機能性材料の開発

生物学

乾燥耐性生物の研究: 乾燥に強い微生物や植物の遺伝子解析
細胞の乾燥保存: 細胞や酵素を乾燥状態にして保存する技術の開発
乾燥環境下の生物の応答: 乾燥ストレスに対する生物の応答メカニズムの解明

環境科学

温暖化がもたらす乾燥環境下での乾燥耐性を持つ遺伝子研究

仕様

型式	DPU01A	DPU02A
供給エアー露点	-40℃以下※1	-60℃以下※2
供給エアー設定温度範囲	–	23～27℃
供給エアー温度精度	成行き	±0.5℃※3
処理風量	0.5～1.5m3/min	1.0～2.5m3/min
外気条件	15～30℃、30～60%
吸込温度変化勾配	–	±1℃/h以内
吸込湿度変化勾配	–	±5%/h以内
外形寸法(高さ×奥行×幅)	1500×760×600mm	1850×1390×1070mm
製品質量	180kg	(500)
制御空気出口	Φ75mm	Φ98mm
制御空気入口	–	Φ148mm
再生空気排気口	–	Φ74mm
電源	三相200V±10%、50/60Hz
消費電力(50/60Hz)	2.5/2.6kW	(6.3kW)
電流(50/60Hz)	8.6/8.8A	(20A)
電源容量	3.8kVA	(9kVA)
除湿方式	冷凍式+デシカント除湿機
温度制御方式	成行き	ヒートポンプバランス制御 (スーパーレヒート仕様)
法定冷凍トン(50/60Hz)	0.28/0.33	1.11
冷媒	R410A
冷媒充填量	0.52kg	1.2kg
冷凍用圧縮機出力	0.85kW	1.7kW

※性能・仕様等の情報は必ず製品詳細をご確認ください。
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