外気処理空調機/フレッシュエコキューブAECシリーズ
製品概要
フレッシュエコキューブは、工場やオフィスといった冷暖房で空調された密閉空間の換気問題を解決する外気処理空調機です。通常のエアコンは循環方式のため換気機能はほとんどありませんが、フレッシュエコキューブは外気を除湿&冷却して取り込むことで快適な換気を実現。室内空調の負荷を低減し省エネと快適性を両立します。
【用途・使用例】中小規模の工場、ビル・オフィス、会議室、研究施設、商業施設、屋内運動施設、劇場、集会施設、学校、ホテル、レストラン、他
【メーカー名】オリオン機械
製品特長
- 工場やオフィスなどの密閉空間に除湿&冷却した外気を取り込み
- 除湿されているため室内の温湿度が安定し結露も低減
- 夏冬関係なく窓を開けずに換気できるため不快感が低減
- 室内が陽圧に保たれ廊下などからの埃やウイルスの侵入防止に有効
- 中間期も冷凍機を運転し年間を通じて低露点を供給
- 予冷・再熱を顕熱交換器で行うため省エネ
- コンデンシングユニット一体で冷媒配管不要
- ダクト配管のみで設置可能、リモコン装備で屋内からも操作可能
- 処理風量が異なる2機種(600m³/時・1200m³/時)
設置例
【機種選定例】
部屋の容積 × 1時間あたりの換気回数 = 必要な処理風量
※例:600m³(幅20m×奥行10m×高さ3m) × 2回 = 1200m³ → AEC1200A
処理フロー例
仕様
型式 |
|
AEC600A |
AEC1200A |
設定可能範囲吐出空気温度※1,※2 |
℃(DB) |
18~30 |
設定可能範囲内部冷却温度※3 |
℃(DB) |
9~12 |
最大冷却能力※4 |
kW |
9 |
18 |
最大予熱(再熱)能力 |
kW |
3.2 |
6.4 |
定格処理風量 |
m³/h |
480~600 |
960~1200 |
最大機外静圧※5 |
Pa |
400 |
常用運転範囲 |
|
DB-5℃~33℃,WB28℃以下(吸込空気) |
運転可能範囲※6 |
|
DB-5℃~40℃,WB30℃以下(吸込空気) |
外形寸法(高×奥×幅)※7 |
mm |
1800×1505×1503 |
1800×1505×1856 |
製品重量 |
kg |
600 |
800 |
制御空気吐出口(開口) |
mm |
344 |
650×344 |
電源※8 |
V(Hz) |
三相200±10%(50/60) |
消費電力※9 |
kW |
12 |
21 |
電流※9 |
A |
34 |
65 |
電源容量※10 |
kVA |
14 |
22 |
騒音値 |
dB |
66 |
69 |
温度制御 |
|
ヒータPID制御 |
除湿制御 |
|
圧縮機回転数制御 |
冷凍用圧縮機 |
kW |
全密閉型(ロータリー式)、3.0(DCインバータ制御) |
全密閉型(スクロール式)、7.46(DCインバータ制御) |
顕熱交換器 |
|
クロスフロー式プレート型 |
制御空気熱交換器 |
|
フィンアンドチューブ式 |
放熱空気熱交換器 |
|
フィンアンドチューブ式 |
制御空気送風機 |
kW |
エアホイルファン0.4(インバータ駆動) |
エアホイルファン0.75(インバータ駆動) |
凝縮ファン |
kW |
有圧換気扇0.1(インバータ駆動) |
有圧換気扇0.4(インバータ駆動) |
冷媒制御方式 |
|
電子比例制御弁 |
冷媒 |
|
R410A |
補助加熱ヒータ |
kW |
フィン付シーズヒータ5.01 |
フィン付シーズヒータ10.02 |
温度調節器 |
|
デジタル式電子温度調節器 |
吐出空気温度センサ |
|
白金側温抵抗体 |
操作機 |
|
リモートコントローラ付属、ケーブル20m付属 |
通信 |
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USB2.0,EIA規格RS-422A/485 |
※1 吐出空気の制御可能温度範囲を表すものではありません。制御可能温度範囲は、吸込空気温湿度や処理風量により異なります。また、吐出口1点のコントローラ表示値であり、絶対温度を保証するものではありません。
※2 本機は外気と内部冷却空気で熱交換を行うため、吐出空気温度は外気条件により変動します。
※3 機内で空気を除湿するための冷却温度の目標値であり、冷凍用圧縮機の運転を停止する目安です。冷凍用圧縮機の運転/停止の切り替え時は、吐出空気温湿度が乱れる場合があります。また、本機は吐出空気の露点温度を精密制御するものではありません。
※4 JRA規格(吸込空気温度DB33℃、WB28℃)に準じた条件にて、最大定格処理風量時。
※5 送風機運転周波数60Hz、制御空気吐出側にて絞り、最大定格処理風量にて運転した時の機外静圧。
※6 本機の運転を継続しますが、装置の保護のため、出力を制限して運転する場合があります。また、使用条件によっては本機に結露が発生する場合があります。
※7 突起部を除く
※8 電源電圧の相間アンバランスは、±3%以内としてください。
※9 仕様範囲内における最大値。
※10 仕様範囲内における最大運転電流時。