スポットクーラーによる熱中症対策について

2025年6月1日から厚生労働省による職場における熱中症対策の強化により、重篤化防止の観点から労働安全衛生規則が改正され、事業者に義務付けられました。
スポットクーラーは工事なしで手軽に冷房を導入できることや、近年の温暖化やヒートアイランド現象による労働環境の急速な悪化も加わり、利用される事業所も増加しています。

一方、スポットクーラーはその名の通り「スポット(特定の部分)」を冷やすことに特化しているため、最近の酷暑環境においては、その冷却能力では十分に機能しない可能性もあり、従来機の入れ替えを検討されている企業様も多いのではないでしょうか。

[特長1] 冷暖房能力と適用範囲

強力な冷房能力
ヒエスポには1~6馬力相当まで、5機種のラインナップがあり、工場や倉庫、体育館、イベント会場といった空間での使用も考慮して設計されています。最大14.0kWの冷房能力を持つ機種もあり、小型のスポットクーラーでは対応しきれない空間でも効果を発揮します。

冷暖房対応
冷房だけでなく除湿・送風・暖房機能も搭載しており、通年での利用が可能です。

遠方への送風能力
シロッコファンを採用し、直進性のある大風量の風を遠くまで届けられます。広い空間でも「スポット」ではなく、ある程度の範囲の冷房能力があります。

[特長2] 機能と性能

除湿機能
冷却と同時に除湿もできるため、一般的なスポットクーラーと比較して体感温度を下げる効果があります。高温多湿な日本の環境に最適です。

静音設計
インバーター制御、アルミ筐体などの採用により、動作音が大幅に低減されています(約60dB前後)。イベント会場など、ある程度の静音性が求められる場所での利用にも適しています。

堅牢な筐体
堅牢なアルミ製筐体で囲われており、頑丈な筐体のため、体育館でのボールや工場での工具の接触への保護柵が不要な設計となっています。

[特長3] 用途の広さ・設置の手軽さ

業務用・ワイドエリア対応
主に工場、倉庫、体育館、イベント会場、建設現場など、プロフェッショナルな環境での使用も想定しています。

工事不要の手軽さ
電源(100Vまたは200V、一部三相200V)があれば、配管工事なしで手軽に導入・移動が可能です。

豊富なオプション
吹出口ダクトや排気ダクト、ドレンタンクなど、様々なオプションが用意されており、用途に合わせた柔軟な対応が可能です。

ヒエスポがお役に立てる具体例

◆業務中の熱中症防止・環境改善
工場・倉庫のスポット冷房
建設現場・工事現場の休憩室
学校・オフィス・事務所の補助空調 など

◆商業用途
体育館・イベント会場・展示会
ゴルフ練習場・インドアテニス場・屋内プール
飲食店・商業施設
駅・ターミナルの待合室 など

◆テントやプレハブなどの期間限定用途
仮設事務所
仮設校舎
災害避難所
仮設医療施設 など

ヒエスポ使用例

ヒエスポは、全館空調は予算的に難しい、でも熱中症対策は急務、という事業所様に最適です。冷房の他、除湿・暖房・送風にも対応しているため、1年を通して利用でき、夏場と冬場で利用場所を変えたいニーズにも最適です。
お見積もりなど、お気軽にお申し付けください。

東栄ではその他にも多数の関連製品を取り扱っています。

※当記事公開時の情報です。