災害時の低体温症の予防対策

災害時の低体温症は、命に関わる深刻な問題です。災害時には、気温の低下、雨や雪による濡れ、疲労やストレスなど、様々な要因が重なり、体温が急速に低下する可能性があります。
低体温症の主な原因
気温の低下
災害時には、暖房が使えなくなることや、屋外での避難を余儀なくされることがあります。特に、冬場の災害では、気温が0℃近くまで下がり、低体温症のリスクが高まります。
濡れ
雨や雪、あるいは洪水などで体が濡れると、気化熱によって体温が奪われます。濡れた衣服は、乾いた状態よりもはるかに体温を奪いやすく、低体温症を進行させる要因となります。
風
強風は、体から熱を奪い、体感温度を著しく低下させます。特に、濡れた状態で風にさらされると、急速に体温が低下します。
疲労とストレス
災害時の避難生活では、肉体的・精神的な疲労が蓄積し、体温調節機能が低下します。また、ストレスは血管を収縮させ、体温の低下を招きます。
食料と水分の不足
十分な食料と水分が摂取できないと、体内で熱を生成することが難しくなり、低体温症のリスクが高まります。
低体温症の予防に有効な対策
災害時の低体温症を予防するためには、体を暖かく保ち、濡れや風から身を守ることが重要です。特に以下のツールは低体温症の予防に最適です。これらの製品を適切に活用することで、災害時の低体温症の予防効果が期待できます。
アルミブランケット
軽量でコンパクトなアルミブランケットは、体温を反射し、保温効果を高めます。
携帯用カイロ
使い捨てカイロや充電式カイロは、手軽に体を温めることができます。
防水防寒着
防水性・防風性・保温性に優れた防寒着は、雨や雪、風から身を守り、体温の低下を防ぎます。
寝袋
防寒着などと併用する事で保温効果を高める事が期待できます。
低体温症の症状
- 軽度 → 震え、寒気、皮膚の蒼白、倦怠感
- 中度 → 意識の混濁、ろれつが回らない、運動能力の低下
- 重度 → 意識不明、心停止
低体温症の症状は、体温の低下度合いによって異なりますが、軽度の段階で迅速に対処することが必須です。
当社でも、開封するだけで発熱する自己発熱式のブランケット「レディヒート」を販売しています。
酸素と反応して発熱するため電源が不要で、安全に体を温めることができ、約10~20分で38~40℃まで加熱され、最大8~10時間持続します。
軽量でコンパクトなため、持ち運びや保管に便利で、災害時の避難生活や救助活動において、低体温症のリスク軽減に役立ちます。

災害はいつ起こるか分かりません。日頃から災害に備え、低体温症への対策と知識を身につけておくことが大切です。
東栄ではその他にも多数の関連製品を取り扱っています。
※当記事公開時の情報です。