各種研究で精密空調にお困りの方へ

弊社では、±0.1℃レベルの温度制御・±1%レベルの湿度制御が可能な局所精密空調機を取り扱っています。
特許技術のヒートポンプバランス制御によるヒータレス化で従来比最大80%の省エネを実現しており、研究室に設置できる小型タイプの空調機から、クリーンルームに設置可能なタイプまで、様々な精密空調機がございます。

製造環境や各種試験環境の均一化、精密加工機や精密計測器の熱歪防止、液体・塗布膜の体積均一化など、産業分野に広く利用されていますが、0.1度単位の精密調節が必要な研究分野でも、実験の精度を飛躍的に向上させる可能性を提供することが可能です。
ブースや小型チャンバーによる局所精密空調は、空間を開放することなく密閉状態で内部を確認できるため、一定環境下での変化観察にも貢献します。

◆物性物理学・材料科学分野

【相転移現象の研究】
物質が固体・液体・気体などの状態を変化する相転移現象は、温度に非常に敏感です。0.1度単位の精密な温度制御により、相転移温度を正確に測定し、そのメカニズムを解明する研究に貢献できます。

【半導体デバイスの特性評価】
半導体デバイスの性能は温度によって大きく変化するため、デバイスの特性を正確に評価するために、精密な温度環境が必要となります。

【新素材開発】
新しい素材の開発においては、材料の物性が温度によってどのように変化するかを調べる必要があり、安定した環境での検証が必要となります。

◆化学分野

【有機合成反応】
有機合成反応の選択性や収率は、反応温度に大きく影響されます。精密な温度制御により、目的の生成物を高収率で得ることが可能になります。

【触媒反応】
触媒反応の活性は温度によって変化するため、最適な反応条件を探索する際に、精密な温度制御が重要です。

【高分子合成】
高分子の分子量分布や構造は、重合温度に依存するため、精密な温度制御により、目的とする高分子を合成できます。

◆その他

【食品科学】
食品の品質は温度に大きく影響されるため、食品の開発や保存方法の検証において、精密な温度制御が求められます。

【環境科学】
大気中の微粒子やガスの挙動は温度に依存するため、環境計測において、精密な温度制御が重要です。

以上、精密空調機が貢献できそうな研究分野をご紹介させていただきました。
当製品でお役に立てることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

東栄ではその他にも多数の関連製品を取り扱っています。

※当記事公開時の情報です。