腸内細菌の研究作業の効率化について


私たちの腸内では多種多様の細菌が存在し、そのほとんどが無酸素環境下で活動しています。
これらの腸内細菌は複雑な微生物生態系を構築しており、その群集は腸内フローラ、または腸内細菌叢・腸内マイクロバイオームとも呼ばれています。
その腸内細菌の数は少なくとも100兆個、重さにして1kg以上とも言われ、各個人の食生活・年齢・生活環境などによって異なっています。

近年の研究では、腸内細菌は病原菌の定着阻害や免疫系の活性化、ビタミンの産生といったプラス作用とともに、腐敗産物や発がん物質の産生、各種腸疾患へ関与といったマイナス作用があることも明らかになっています。
また、最近の全世界的な健康志向の高まりにより、各種サプリメントの開発や腸活といわれるような生活面での取り組みなど、腸内細菌の研究は一層広がりを見せています。

弊社では無酸素環境下での腸内細菌、中でも偏性嫌気性菌の研究作業および培養を効率的に行える嫌気性チャンバー「バクトロン」を取り扱っています。
バクトロンはグローブボックス式ではなく腕を直接挿入できるため、飛躍的な作業効率化と作業精度の向上を実現しています。
またチャンバー内には扉で区切られた培養庫があるためチャンバー内からサンプルを取り出すことなく安定した温度環境下での培養も可能です。

バクトロンは簡易的なチャンバーではなく、ステンレスボディと透明度の高いアクリル樹脂で構成されているため操作時の安定感には定評があり、研究結果の安定性や再現性に貢献いたします。
製品説明、お見積り、予算申請時に必要な書類など、導入に向けたサポートについてはお気軽にお問い合わせください。

製品詳細はこちら(シェルラブwebサイト)⇒バクトロンシリーズ