ReNewal●新しくなった嫌気性無酸素チャンバー/バクトロン

こんにちは。

当社にて取扱中の嫌気性無酸素チャンバー・バクトロンがリニューアル。数々の機能が追加され、さらに酸素への暴露リスクが抑制され使い易くなりました。今回は、その主な変更点をご紹介します。

シェルラブの嫌気性チャンバー・バクトロンシリーズは、腕を直接挿入可能なスリーブカフシステムを採用。グローブ方式とは違い、指先での繊細な作業が可能なため作業時間短縮と精度向上を実現。嫌気性サンプルへの影響を最小限に抑制することが可能です。その操作性から官民問わず多くの研究関連施設に導入されています。

⇒ 嫌気性無酸素チャンバー・バクトロンの製品概要はこちら

 

【変更点その1 – フットペダル】

作業開始前にスリーブ内の空気を吸引するためのフットペダルを変更。ペダルを1回踏むだけで自動的にスリーブ内の空気を吸引してくれます。複数の研究者がいる研究室でも、同じ条件でチャンバー内に腕を挿入可能になりました。

 

【変更点その2 – 吸引ポンプを本体内に配置】

以前は本体の外側にあったスリーブ内吸引用ポンプを本体内に配置。動作音の音漏れが抑制され、格段に静かになりました。もちろん外見もスマートになりました。

 

【変更点その3 – 各種の所要時間を短縮】

備品やサンプルの搬入庫であるエアーロックの嫌気化所要時間を50%短縮。スリーブ内の吸引時間も40%短縮され研究者の待機時間が大幅に短縮されました。

 

【変更点その4 – エアーロックの嫌気化サイクルが設定可能】

エアーロックは、[庫内空気の吸引]→[嫌気性ガスの充填]を1サイクルとしています。1回の取り込みに際して、そのサイクルが3~5回の間で設定可能となりました。嫌気性の厳格化や消費ガス量の抑制などに合わせて、スイッチで自由に設定可能です。

 

【変更点その5 – 各種設定スイッチを集約】

前述のエアーロック嫌気化サイクルの回数設定、培養庫の過熱防止設定、各種アラームの音量設定など、通常の作業時には使用しない各種設定スイッチ類を本体側面に集約しました。

 

【変更点その6 – チャンバーへの流入ガスを濾過するHEPAフィルター】

チャンバー内を満たすガスは、ボンベからチャンバーへの流入前にHEPAフィルターを通過し浄化されます。チャンバー内への埃などの流入を防止し、清潔な状態を維持します。

 

【変更点その7 – 培養庫内にサーキュレーターを設置】

チャンバー内に備え付けられた培養庫の内部(下段中央)にサーキュレーターを設置。培養庫内の吸気を循環させ、一定条件でのより安全な培養が可能です。

 

その他にも、コントロールパネルのデザインが変更されるなど、様々な機能が追加されユーザビリティが向上したバクトロン。腸内細菌の研究など、様々な嫌気性環境での作業および培養を要する研究所様は、ぜひ資料請求・見積りをご依頼ください。

 

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東栄ではその他にも多数の製品を取り扱っています。

 

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